US配列テンキーレスキーボード「FILCO ZERO Tenkeyless 87key」からXM白軸を 全て外してApple拡張キーボードU(M3501)のALPS消音白軸へ交換する改造です。 キートップは逆L型ENTERキーボード(KB-8611)とメーカー不明のラックマウント型 キーボードから移植しています。キー配列の変更を行いAtessa製Crystal PRO X キーボード(AKB-109U)のような配列に改造します。 |
型番:FKBN87Z/EB
Nキーロールオーバー対応。毎回同じ
ですが背面の封印を破って分解します。
分解してXM白軸を外す写真は省略。
既に生産終了品です。メーカーHP
ZERO Tenkeylessには2種類あり、今回は
新しいバージョンの白軸Clickと記載がある
方を改造します。XM白軸をニコイチしてみる
で新旧の軸の比較を行いましたが、今回は
他の違いについても簡単に記載します。
新型の場合は白軸スイッチ
旧型の場合はXM白軸スイッチ
新型は内部にスポンジが貼り付けてあります。
新型は基板とフレームが接着剤で
固定されています。(分解が面倒)
新型のキーボードは制御基板
が新しい物に変更されています。
左:新型 右:旧型
新しいバージョンの物はPC接続時に
認識しないことがあるような気が...
上:新型 下:旧型
USBプラグ形状が新旧で異なります。
新型はケーブルが細くなっています。
今回はAtessa製Crystal PRO X
のような配列に変更してみます。
ZEROキーボードの横長ENTERを日本語
配列のENTERのように改造してみます。
メーカー不明のUK配列っぽいラック
マウント用キーボードからキートップ
を移植します。Winキーが大きいので
イマイチです。軸は旧XM白軸でした。
逆L型ENTERキーボード(KB-8611)
からキートップを移植します。Altキー
隣の隙間のカバーは他のキーボード
改造で使用した為、無い状態です。
キートップを組み合わせてみます。
Appleの拡張キーボードU(M3501)Mexico
を分解してALPS消音白軸を移植します。
写真はALPSクリーム軸移植と同じなの
で今回は分解手順を省略しています。
新型のZEROテンキーレスキーボードで
使用されている新型XM白軸(Click白軸)
は簡易ALPS軸と同じ形状の軸です。
基板とフレームを分離します。
削る部分をマーキングします。
フレーム加工が完了した状態。
M3501用スタビライザーを加工して取り付けます。
キーを並べて曲がりを調整します。
干渉するダイオードは背面へ移動
して基板に穴空け加工を行います。
ALPS白軸(消音ゴム付)を取り付けます。
キートップを取り付けます。大部分は
ラックマウントキーボードから移植しま
したが、CTRL、Caps、Alt、Shiftキー
などはKB-8611から移植しました。
一部キーが破損してしまったの
で瞬間接着剤で補修します。
基板のパターンカットとジャンパを行います。
キートップの曲がりを確認します。
LEDを緑色へ交換します。
1の横にESC、Aの横にCTRLを配置。
Winキーは空白キーを利用しました。
筐体に組み込み曲がりを確認します。
Atessa製Crystal PRO Xのような
配列でCTRLがAの横、ESCが1の
横にある86keyUS配列のテンキー
レスキーボードが完成しました。
今のところ、特に不満は無いので
再改造することは無いと思います。
次回はALPS青軸を使ってZERO
キーボードを改造する予定です。
★今回の改造で必要な物★
ALPS白軸(消音ゴム付)86個(Apple拡張キーボードUを利用)
FILCO製新型XM白軸(白軸Click)USキーボード(FKBN87Z/EB)
キートップ(メーカー不明ラックマウントキーボードを利用)
キートップ(逆L型ENTERキーボード KB-8611を利用)
交換用LED(緑色LEDx2個)
はんだ吸い取り線(20m巻き購入の為使用量不明)
粘着銅テープ(パターン修正用で少々)
金属加工用工具(ドリル、ヤスリなど)
暇な時間(スイッチ外し1日、鉄板加工2日、組み立て調整1日)