SGIキーボードを改造してDos/Vで使用する。
最近キーボードが増えているので、不用なキーボードを処分しようと思い整理していたところDos/Vで使用できないSGIキーボードが出てきました...
非常にキータッチが良いので処分出来ずに取っておいた物です。このキーボードを改
造してDos/Vで使用出来ないのか?ということで、他のキーボードから制御基板を移
植して無理やりDos/Vで使用出来るSGIキーボード(041-0136-001)を作成してみ
ました。(^^::
今回改造を行うSGIキーボード
041-0136-001はDos/Vに繋いでも使用できません。
Googleで探すと色々情報が見つかります。
ALPS白軸(消音ゴム付)です。
処分予定だったCompaq製キーボードを分解して内部基板をSGIキーボードに移植し
ます。
Compaqキーボード(メンブレン)を分解~。制御基板から延びる配線を確認して
回路図を作成します。
SiliconGraphicsキーボードを分解します。
内部基板を取り出します。
1990年製のようです。
パターンカットを行います。
新たな配線を追加~。
縦系の配線終了~。既存のパターンを出来るだけ利用して余計な配線を少なくしてい
ます。
横系の配線を追加~。
段々配線が多くなってきました。
Compaqキーボードから外した基板を移植します。
移植したCompaqの基板に配線を接続~。
左側のキーボード端子を利用する為配線を行います。
右側も同様に配線を行います。
側面PS/2端子の配線完了。
これで、配線終了です。SGIのキーボードは内部にスペースが結構あるので基板移植
が可能でした~。他のキーボードでは配線が収まりませんね~。(^^;;
手持ちのPS/2(オス-オス)ケーブルを利用しました。
見た目は全く変わらずにDos/Vに対応させることが出来ました。英語キーボードなの
で、ENTERがイマイチですがキータッチは非常に良いので所有されている方は改造し
てみると面白いかもしれません。(2003年12月)
本体から外した立体ロゴを取り付けてみました。
横からの状態。
特に不満は無い為、再改造の予定はありません。(2009年5月)
スペースキーの分解メンテナンスを行います。(2018年9月)
ALPSスイッチを外してみます。
スイッチ不良で分解メンテナンスを実施。分解→組立で正常な状態へ戻りました。
黄ばんでいるスペースキーをレトロブライトしてみます。(2019年9月)
ワイドハイターEXと水を1:1で入れて2日間(9:00-16:00)レトロブライト。
レトロブライト後の状態。スペースキーが白くなりました。
左SHIFTキー不良で分解して接点交換を実施。1年前にレトロブライトしたスペース
キーがまた少し黄変してる...錆も出てるので錆を少し落とします。(2020年9月)
プレートの錆を少し削って落とします。
プレートの錆落とし完了。
分解ついでにキーボードの製造年月を調べます。
下側ケースの製造年月は1995年5月でした。
上側ケースの製造年月は1996年4月でした。
組み立ててメンテナンス終了。
★今回の改造で必要な物★
NMBの英語キーボード(今回はCompaqを利用)
Dos/Vで使用不可のSGIキーボード(041-0136-001)
PS/2キーボードケーブル(オス-オス)
SiliconGraphics製ワークステーションの立体ロゴ
ビニール配線7色×3m程度
暇な時間(パターン解析1日、パターンカット1日、配線2日、チェック&クリーニン
グ1日程度)
★更新履歴★
2003/12/27 作成 SGIキーボードのPS/2化
2013/02/11 修正 一部修正
2020/12/15 修正 メンテナンス他
2021/01/03 修正 一部修正