KBC POKER X(61Key) CherryMX黒軸キーボード
の改造です。NeXTキーボードとFILCO UNIX配列
キーボードのキートップを移植する為、KB-8861の
鉄板をカットして移植します。NeXTキーボード用の
スリット付きALPS黒軸(初期)を移植してみます。
KBC POKER X(61Key)CherryMX黒軸を改造。
型番:PFCN6000
分解してキーキャップを外してみます。
基板からCherry MX黒軸を外します。
FILCOのUNIX配列キーボードから
キーキャップを3個取り外します。
以前の改造で余ったKB-8861の鉄板
をカットして60%サイズに加工します。
傷が付かないように裏側からカットします。
移植準備完了ですがこの状態(2015年5月)で2年ほど放置...
ALPS黒軸(正規軸)と2色成形キーキャップを
移植する為にNeXTキーボードを分解します。
スリット付きALPS黒軸(初期)と2色成形キーキャップ。
基本的にはNeXT用キーキャップを使用しますが、
不足分のスペースキーと逆L型ENTER、右SHIFT
についてはFILCOのFKB-101EBから移植します。
仮のALPS軸を使用して仮組み状態(2017年5月)
黒軸外すのが面倒になりここで更に1年放置...
他のキーボードを加工しながら改造を再開(2018年7月)
後でALPS黒軸を戻せるように慎重に外します。
ALPS黒軸の初期と末期の物を比較してみます。
左:ALPS黒軸(末期)スリットなし(DELL SK-D100M)
右:ALPS黒軸(初期)スリットあり(NeXTキーボード)
分解すると末期の物は下ケースの土台が大きいです。
上:ALPS黒軸(初期)スリットあり(NeXTキーボード)
下:ALPS黒軸(末期)スリットなし(DELL SK-D100M)
NeXTキーボードのSHIFTキー用スタビライザー
は通常とは逆向き&LED付きになっていました。
NeXT用スタビライザーをそのまま移植するとビス
穴と干渉する為、短いスタビライザーへ変更します。
加工後の状態。
外したALPS黒軸を分解してステムに
シリコングリースメイトを薄く塗ります。
ALPS軸を搭載できるように基板を加工します。
USB端子と干渉する部分を削ります。
削る下側ケースは壊れたALPS軸の物を再利用。
プレートに5mmのスポンジを貼り付けます。
ALPS黒軸をハンダ付けします。
銅テープで補修&ジャンパとLEDを3個取付けます。
CapsLock用の緑色LEDの動作チェックを行います。
キーキャップを取り付けてFn+スペースとFn+Qで
点灯するLEDとLED窓が正常に光るか確認します。
動作チェック後ケースに組み込みます。
キーキャップの隙間や曲がりが無いか確認します。
前回作った60%キーボードを並べてみます。
2010年頃に作ったErase-Eaze化
テンキーレスと一緒に並べてみます。
KBC POKER X(ALPS黒軸)の完成
ALPS黒軸(初期)&FR-4基板で鉄板入り、
NeXTキーボードの2色成形キーキャップを
搭載したKBC POKER X(60Key)が完成。
加工途中で暫く放置していたので2015年
5月に加工を初めてから他のキーボード
の加工で放置していたので完成するまで
(2019年6月)4年程度かかりました...
★今回の改造で必要な物★
KBC POKER X キーボード(CherryMX黒軸モデル)
FILCO UNIX配列キーボード(FKB-101EB)のキーキャップ
KB-8861キーボードのプレート
NeXTキーボード(NonADB)のスリット付きALPS黒軸(初期)
LED(赤LEDx1個、オレンジLEDx1個、緑色LEDx1個)
はんだ吸い取り線(使用量不明)
5mmスポンジ(衝撃吸収用で少々)
KUREシリコングリースメイト(ステム用で少々)
粘着銅テープ(パターン修正用で少々)
金属加工用工具(金鋸、ドリル、ヤスリなど)
暇な時間(軸外し3日、鉄板加工4日、調整4日)
★更新履歴★
2019/12/01 作成 KBC POKER XのALPS黒軸化改造 |