★KBC POKER Xを改造してみる8★

 

KBC POKER X(61Key) CherryMX赤軸キーボード

の改造です。今回はYAMAHAシーケンサーQX3から

外したHirose Cherry MX Orange軸の移植とCherry

MY1800キーボード用の2色成形キーキャップ、自作

キーボード用のアルミプレートを移植して数年前に作っ

たキーボードと同じ配列の予備キーボードを作ります。

KBC POKER X(61Key)CherryMX赤軸を改造。

型番:PFCN6000

※ハンドルはダミーです。

キーキャップと軸を全部外します。

昨年Dolchキーキャップへ交換後に取り

外したMY1800用キーキャップを使用して

同じ配列の予備キーボードを作ります。

打ち心地を柔らかくする為、今回は自作

キーボード用アルミプレートを加工します。

CapsLock部分の調整を行います。

右SHIFTとFn部分を削ります。

スペースキー用軸取付け部分の右側を削って軸

を右側へ移動させます。ALPS軸用キーキャップ

(Atessa製AKB-109J)からパーツを移植します。

プレートを加工してFILCO ZERO Tenkeyless

のスタビライザー用パーツを取り付けます。

スペースキーが長い(7u)ので短い

マジェスタッチ用スタビライザーを

参考にして手曲げで自作します。

失敗したので2本目を作ります。

上 : 失敗作 中 : マジェスタッチ用 下 : 完成品

微妙に曲がっていますが問題無しとします。

Hirose Cherry MX Orange軸を移植する為、

YAMAHA QX3を1台バラします。軸が4個不足

するので過去にバラした余りも利用します。

Hirose Cherry MX Orange軸を57個外します。

色が薄い初期の物(左)がスレ感が少ない感じ

がするので選別します。又、テスターで端子を

測り接点抵抗が大きい不良な軸も選別します。

左 : 2桁シリアル品(縦書き) 右 : 3桁シリアル品(横書き)

今回は2桁シリアル品を選別して使用します。

更に下側ケースを入替えしてノーマル状態で

スレ感が少ない組み合わせを探してみます。

同じ年代のALPS軸と比べるとHiroseCherry軸は

下側ハウジングの故障が多いような気がします。

加工したアルミプレートにスタビライザーと

Hirose Chery MXオレンジ軸を付けてみます。

基板に穴あけ加工を行い軸位置を

変更します。Dip-SWも取り付けます。

左側も同様に穴あけ加工を行います。

プレートに5mmのスポンジを貼り付けます。

衝撃吸収用でポロンスポンジを使用。

キーボードを仮組みします。

選別で出た不良なHirose Cherry MXオレンジ軸

と普通のCherry黒軸を分解して比較してみます。

ヒロセチェリーは接点形状が微妙に異なります。

不良なヒロセチェリー軸(100個くらいNG)は

CherryMX黒軸の下側ケースとニコイチして

別のキーボードを作る為に取っておきます。

オリジナルと比較すると微妙に打ち心地が

劣化するのでアルミケースに入れて誤魔化

して使用するかもしれません。今回はアル

ミケース無しでキーボードを組んでみます。

基板を銅テープで補修後仮配線

して動作チェックを行います。

パターン補修用で低周波シールド

銅箔テープT-30Cを使用しました。

ハンダ付けを行い組み上げます。

隙間をポロンスポンジで埋めてみます。

角型LEDの点灯確認を行います。Fn+Qキーで

赤色LEDCapsLockで緑色LED、Fn+スペース

でオレンジ色LEDが点灯するようにしました。

Dip-SWとオレンジLEDの動作チェックを行います。

1234:OFFで右Fnを無効 12:ON,34:OFFで右Fn有効

12:OFF,34:ONで右FnをShiftへ変更できるように改造。

仮配線を外して完成。

キーキャップを全部取り付けます。

ケースに入れてビス止めします。

曲がりが無いことを確認します。

上 : Dolch(Hirose Cherry MX Clear軸+Orange軸)

下 : MY1800(Hirose Cherry MX Orange軸)

以前作ったキーボードと今回作った

予備キーボードを並べてみます。

KBC POKER X(HiroseCherryMXオレンジ軸)の完成

 

HiroseCherryMXオレンジ軸&FR-4基板

で鉄板入り、Cherry MY1800の2色成形

キーキャップ(古いCherry純正品)を使用

した予備キーボードが完成。以前作った

キーボードがENDGAMEに近かったので

同じ配列の予備を作成してみました。

 

★今回の改造で必要な物★

KBC POKER X キーボード(CherryMX赤軸モデル)

Cherry MY1800キーボード(G81-1800HAU)の2色成形キーキャップ

FILCO ZERO Tenkeylessキーボードのスタビライザー用パーツ

Atessa製AKB-109J(LIBRA)用キーキャップのパーツ

自作キーボード用アルミプレート(60%キーボード用)

Apple拡張キーボードUの金属パーツ(M3501)

YAMAHA QX3のHirose Cherry MXオレンジ軸(61個)※不良交換用予備含む。

LED(赤LEDx1個、オレンジLEDx2個、緑色LEDx1個)

はんだ吸い取り線(使用量不明)

5mmスポンジ(衝撃吸収用で少々)

粘着銅テープ(パターン修正用で少々)

金属加工用工具(金鋸、ドリル、ヤスリなど)

暇な時間(軸外し3日、アルミ加工1日、調整4日)

 

★更新履歴★

2019/12/05 作成 KBC POKER XのHirose Cherryオレンジ軸化改造

 

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