恐竜キーボード(SMK-KID)のコンパクト版を作る。
KBC POKER X(61Key) CherryMX赤軸キーボードの改造です。今回はSANWA製の恐竜キーボード(SMK-KID)のキーキャップ移植とプレート加工を行いAppleの拡張
キーボードⅡのALPSクリーム軸をリニア化して移植する改造です。
KBC POKER X(61Key)CherryMX赤軸を改造。(型番:PFCN6000)
分解して軸とキーキャップを外してみます。
SANWA製恐竜キーボード(SMK-KID)からキーキャップを移植します。
恐竜キーボード(SMK-KID)を分解してプレートを取り出します。(2017年5月)
キーキャップが少し黄ばんでいるのでレトロブライトで漂白してみます。
半日ほどレトロブライトしたキーキャップを並べてみます。(2017年9月)
Apple拡張キーボードⅡ(M3501)からALPS消音クリーム軸を外します。
外したALPS消音クリーム軸を分解して板バネを外してリニア化します。
ALPS消音クリーム軸を分解した状態。
軸を抜いた筐体は不要なので廃棄します。(2018年5月)
SMK-KIDプレートをカットして60%キーボードで使えるように加工します。
60%ケースに入れて仮組みしてみます。(2018年6月)
ビス穴と軸が干渉するので組み立てられずここから1年半ほど放置。
キーボード改造を再開。(2019年12月)
ホットスワップ化+薄型ビスで固定とか考えたけど最終的にビス固定なしで解決。
Poker基板に穴あけ加工を行いALPS軸を取り付けられるようにします。
プレートを加工してDIP-SWを取り付けられるようにします。
プレート裏面に5mmのポロンスポンジを貼り付けます。
基板にスタビライザーを付けてALPS軸を移植する準備が完了。
ALPS消音クリーム軸をハンダ付けします。
恐竜キーボードのキーキャップを取り付けてみます。
基板のUSBコネクタと~キーのALPS軸下部ケースが少し干渉するので削ります。
※USBコネクタのハンダを吸い取り足を曲げれば削らなくても取り付け可能です。
SANWA製コンパクト拡張キーボード(SKB-102MJ)用キーキャップも試してみます。
白色キーキャップへ交換した状態。
Fn+スペースキーで光るLED(橙色)を取り付け。
CapsLock用LED(緑色)とFn+Q用LED(赤色)を取り付け。
パターンカットとジャンパ、軸足の銅テープ補修を行います。
配線が終了した状態。
DIP-SW(左)はMacOSキー(右)の制御用で取り付け。
1ON-2OFFで\(JIS+シフトで_)キー、1OFF-2ONでALT-R動作。12OFFでキー無効。
DIP-SW(右)は↑キーの制御用で取り付け。
1ON-2OFFでSHIFT-L動作。1OFF-2ONでSHIFT-R動作。12OFFでキー無効。
LED(橙色)の状態。
LED(赤色、緑色)の状態。
ケースに基板を固定して完成。(下段のビス固定なし)
横から見た状態。
KBC POKER X(ALPS消音クリーム軸MOD)の完成。(2020年1月)
ALPSクリーム軸(リニア化)&FR-4基板で鉄板入り、恐竜キーボード(SMK-KID)の
キーキャップ(2色成形ではない)を組み合わせた60%キーボードが完成しました。
製作期間は2017年5月~2020年1月です。軸下にあるビス穴の問題で1年半ほど放置
していたので完成まで2年半かかりました。時々白色キーキャップへ変更して使用し
ています。見た目がカラフルですがキーキャップが薄いのでそのうち鉛テープでも
貼り付けて重量化するかもしれません。
★今回の改造で必要な物★
KBC POKER X キーボード(CherryMX赤軸モデル)
SANWA製恐竜キーボード(SMK-KID)のキーキャップ、プレート、スタビライザー
Apple拡張キーボードⅡ(M3501)のALPS消音クリーム軸(リニア化)
DIP-SW(2P)x2個、LEDx3個(赤色、橙色、緑色)、配線(少々)
はんだ吸い取り線(使用量不明)、5mmポロンスポンジ(衝撃吸収用で少々)
粘着銅テープ(パターン修正用で少々)、金属加工用工具(金鋸、ドリル、ヤスリなど)
暇な時間(軸外し2日、プレート加工2日、調整4日)
★更新履歴★
2020/12/11 作成 KBC Poker XのALPS消音クリーム軸化