★KBC POKER Xを改造してみる11★


AXキーボードのコンパクト版(新JIS配列)を作る。

KBC POKER X(61Key) CherryMX茶軸キーボードの改造です。SANYO製のAXキー
ボード(Gerant TES-100H)とCanon製の新JISキーボード(NAVI IS-24 FD1)、
SHARP製X68000用キーボードからキーキャップを移植。プレートはラックマウント
用(型式不明)の物を加工しています。Canon製のワープロ(CanoWord mini3)から
ALPS緑軸(黒接点)を移植しています。当初J3100配列のコンパクト版を作る予定で
したが途中で計画を変更してAX+新JIS配列用のキーボードを作ることにしました。


KBC POKER X(61Key)CherryMX茶軸を改造。(型番:PFCN6000)


分解して軸とキーキャップを外してみます。


SANYO製のAXキーボード (Gerant TES-100H) からキーキャップを移植します。


Canon製の新JISキーボード(NAVI IS-24 FD1)からキーキャップを移植します。
新JISキーキャップ を別のPokerへ移植して使用(2017年11月)


SHARP製のX68kキーボードからLED窓付きキーキャップを2個を移植します。


ラックマウントキーボード(型式不明)からプレートを取り出します。


プレートを60%サイズにカットします。(2018年9月)※この状態で1年半程度放置。


J3100配列キーボードのキーキャップで仮組み。(2020年5月)


J3100配列のコンパクト版を作る為にプレートを加工します。(2020年6月)


AX配列+新JIS配列キーボード化する為にスペースキーを分割&仮組み。(2020年7月)


プレートのスペースキー周辺を再加工します。(2020年8月)


今回も軸の下にビス穴が...下段はビス固定無しにします。


移植するAXキーキャップは
Alps common mount low profile用なのでスタビライザー
用パーツを交換します。


Alps common mount low profile用の極太スタビライザー。(TABキーもスタビ付)


Canon製のワープロ(CanoWord mini3)を分解します。


ALPS緑軸(黒接点)を外します。


加工した基板とプレートにALPS緑軸(黒接点)を仮で取り付けてみます。


基板、プレートを加工してDIP-SWを取り付けます。


プレート裏面に5mmのポロンスポンジを貼り付けます。


ALPS緑軸をハンダ付けします。


基板のUSBコネクタと~キーのALPS軸下部ケースが少し干渉するので削ります。
※USBコネクタのハンダを吸い取り足を曲げれば削らなくても取り付け可能です。


LED付きALPS軸を取り付けます。(CapsLockは緑、Fn+スペースは橙で点灯)


LED付きALPS軸を取り付けます。(Fn+Qは赤、Fn+スペースは橙で点灯)


パターンカットとジャンパ、軸足の銅テープ補修を行います。(仮配線)
元はUS配列なので変換・無変換など存在しないキーは基板を解析して増設。
※Hasu氏が解析したMatrixの不足部分を調べてJIS環境で使えるように配線。


基板配線終了後にトレイマウントケースに防振ゴムを取り付けて組み立てます。


DIP-SWの状態を確認します。
左側:変換キーの変更用で1ON-2ONで無変換キー(JIS)、3ON-4ONでBSキー動作。
1ON,2-3OFF,4ONでTABキーとして動作。1OFF,2-3ON,4OFFでCtrl+S動作。
右側:決定キーの変更用で1ON-2ONで変換キー(JIS)、3ON-4ONでFnキー動作。


DIP-SWの状態を確認。
左側:FDキーの変更用で1ON-2ONでロキー(JIS)、3ON-4ONでRSHIFTキー動作。
右側:RSHIFTキーの変更用で1ONでRSHIFTキー、2ONでLSHIFTキー動作。
下側:]キーの変更用で1ON-2ONで]キー(JIS)、3ON-4ONで~キー(US)動作。
上側:\キーの変更用で1ON-2ONで\キー(JIS)、3ON-4ONで\キー(US)動作。


キーキャップを全部取り付けた状態。


LEDの状態。(緑色:CapsLock,橙色:Fn+スペース)


LEDの状態。(橙色:Fn+スペース、赤色:Fn+Q)


決定キーを機能キー(水色)へ交換するとよりレトロな感じになるかも。


横から見た状態。


過去に作ったキーボードを並べてみます。


KBC POKER X(ALPS緑軸)の完成。(2020年9月)

ALPS緑軸(黒接点)&FR-4基板で鉄板入り、SANYO製AXキーボードとCanon製新JIS
配列キーボード、SHARP製X68000用キーボードからキーキャップを移植したキーボ
ードが完成。ALPS緑軸(黒接点)はCanon製のワープロ(CanoWord mini3)から移植。
後でJ3100配列(長いスペースキー)へ変更できるようにプレートを加工しています。
加工途中で暫く放置していたので完成まで3年...(2017/11~2020/09)

★今回の改造で必要な物★
KBC POKER X キーボード(CherryMX茶軸モデル)
SANYO製AXキーボード(Gerant TES-100H)のキーキャップ
Canon製の新JISキーボード(NAVI IS-24 FD1)のキーキャップ
SHARP製X68000用キーボードのLED窓付きキーキャップx2個
Canon製のワープロ(CanoWord mini3)のALPS緑軸(黒接点)
DIP-SW(4P)x5個、DIP-SW(2P)x1個、LEDx4個(赤色、橙色、緑色)、配線(少々)
はんだ吸い取り線(使用量不明)、5mmポロンスポンジ(衝撃吸収用で少々)
粘着銅テープ(パターン修正用で少々)、金属加工用工具(金鋸、ドリル、ヤスリなど)
暇な時間(軸外し2日、プレート加工4日、調整6日)

★更新履歴★
2020/12/11 作成 KBC Poker XのALPS緑軸化
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