Majestouch2 Camouflage TenkeylessのCherry MX 黒軸
（FR-4基板）と普通のMajestouch Tenkeylessの筐体を組み合
わせたニコイチキーボード（改造品の余り）を改造してみます。
Cherry MX 黒軸からHirose Cherry MX オレンジ軸へ変更
を行いキートップをMajestouch Wirelessの物と交換します。
余ったパーツを組み合わせたUS配列
キーボード。外側はMajestouchですが、
内側はMajestouch2 Camouflageです。
Majestouch2 Camouflageなので
左側のWinキーがありません。
CherryMX黒軸でキートップは薄い。
キートップ移植にはMajestouch Wireless
型番：FKBT104ML/EBを利用します。
既に販売終了品です。メーカーＨＰ
ASCII配列でBluetooth対応のキーボード。
このシリーズだけ？キートップが違います。
左：Majestouch2 Camouflage 右：Majestouch Wireless
Majestouch2 Camouflageは薄い．．．
Majestouch2 Camouflage基板を取り出します。
制御基板はTenkeyless PCBA Rev 2.1-ESD
ガラスエポキシ基板（FR-4）は硬くて改造が
面倒そうなので軸をそのまま移植します。
軸取り用でYAMAHA QX3を4台購入
してみました。１台あたり57個のキー
が付いています。テンキーレスに移植
するのであれば、2台あれば良いです
が、不良キーを考慮して多めに購入。
軸の形状が微妙に違いますが、黒軸用
キートップが利用可能なので移植します。
SER.NO.NZ*****はオレンジ軸でした。
SER.NO.II*****はオレンジ軸でした。
ちなみにQX3は全てオレンジ軸では
ありません。白軸のQX3もあります。
白軸のQX3はSER.NO IZ*****
2台のQX3からHirose CherryMX Orange軸を外します。
CherryMX黒軸を取り外して
移植する準備を行います。
分離したFR-4基板（左側表）
分離したFR-4基板（右側表）
分離したFR-4基板（左側裏）
分離したFR-4基板（右側裏）
FR-4基板にHirose CherryMX オレンジ軸
を移植して軸の曲がりを確認します。
ハンダ付けが完了した背面の状態。
軸をバラして比較。白軸（クリヤー？）と
オレンジ軸はホボ同じですが、経年劣化
なのか個人的には白軸の方が好み。
（白軸に茶軸のバネ入れると更に良い）
Majestouch2 Camouflageのスペースキー
はMajestouch Wirelessのスペースキーと
構造が異なる為、ZERO用のスタビライザー
を加工して短いスタビライザーを作ります。
上：ZERO Tenkeyless用スタビライザー
下：Majestouch2 Camouflage Tenkeyless用スタビライザー
形を確認しながら加工します。
不要な部分を切り取って完成。
ちょっと曲がってるけど問題なし。
キートップの曲がりを確認します。
Hirose CherryMX オレンジ軸＆FR-4
基板でMajestouch Wirelessの分厚い
キートップを組み合わせたキーボード
が完成。左側のWinキーはFnキーになっ
ています。CherryMX黒軸より少し軽い
テンキーレスキーボードが完成しました。
使っていて特に不満は無いので、この
キーボードの再改造予定はありません。
★今回の改造で必要な物★
Majestouch2 Camouflage Tenkeyless キーボードの内部基板（FKBN87ML/EMU2）
Majestouch Wireless 英語キーボードのキートップ（FKBT104ML/EB）
FILCO製XM白軸USキーボードのスタビライザー（FKBN87Z/EB）
FILCO製Cherry茶軸USキーボードの筐体（FKBN87M/EB）
YAMAHA製QX3シーケンサー2台（Hirose CherryMX Orange軸を利用）
はんだ吸い取り線（使用量不明）
暇な時間（軸外し1日、加工・調整1日）
★更新履歴★
2013/01/21 作成 FKBN87ML/EMU2へ軸、キートップ移植 2013/09/26 更新 CherryMXオレンジ→Cherryオレンジへ記載変更 2017/10/02 更新 記載ミスを修正、Hirose CherryMX オレンジへ修正 |