JIS配列テンキーレスキーボード「FILCO ZERO Tenkeyless 91key」からXM白軸 を全て外してIBMマルチステーション5541B用キーボードのALPS緑軸とキートップ の移植、キー配列の変更を行う改造です。 |
今回は英語配列では無くJIS配列
のXM白軸かな無しモデルを改造。
既に生産終了品です。メーカーHP
型番:FKBN91Z/NB
Nキーロールオーバー対応。
背面の封印を破って分解します。
キートップを取り外した状態。
IBMマルチステーション5541B用キーボード
からALPS緑軸とキートップを移植します。
P/N 4773313 E86073
このIBMマルチステーション用キーボードの詳細は
A Little bit of Keyboardsで詳しく紹介されています。
キートップは2色成型では無く昇華印刷
でした。汚れているので清掃してみます。
使用するキートップを外した状態。
ALPS緑軸とスタビライザーを移植します。
取り外したALPS緑軸(灰色接点)
ZERO Tenkeylessを分解したところ、
ダイオードが1個後付されていました。
XM白軸を全て外して金属フレームを
加工します。今回はUS配列、JIS配列
のキーボードを同時に加工しています。
ENTERキーはそのまま移植出来ない為、
左側を削り固定パーツ逆向きに取付ます。
下段の無変換、スペース、変換キー
用スタビライザーも移植しています。
Ctrlキー(カタカナ)と右Shiftキー用
スタビライザーも移植してみました。
フレームを削りキー配列の微調整を行います。
ALPS緑軸(正規軸)を取り付けます。
ALPS軸の曲がりを確認します。
CtrlとCaps、ESCと半角/全角を入れ替
える為、パターンカットと配線を行います。
キートップを取り付けます。
キートップの曲がりが無いか確認します。
IBMマルチステーション用キーボードの
キートップ、スタビライザー、ALPS緑軸
を移植した91Key日本語キーボードが
完成しました。1の左側をESC、Aの左
側をCtrlキーに変更しています。最下
段のキー配列は少し右側へ移動して
WindowsキーとAppキーを追加してい
ます。下段キー隙間が均一では無い
ので少し調整してみたいと思います。
Winキー右側に若干隙間があります。
隙間調整後の状態。
調整前の状態。
調整後の状態。
下段キーの隙間調整を行ったので
以前より見た目が良くなりました。
気が向いたら他の改造キーボード
も微調整を行うかも知れません。
★今回の改造で必要な物★
ALPS緑軸91個(IBMマルチステーション5541B用キーボードを利用)
FILCO製XM白軸JPキーボード(FKBN91Z/NB)
キートップ(IBM製マルチステーション5541B用キーボードを利用)
交換用LED(緑色LEDx2個)
はんだ吸い取り線(20m巻き購入の為使用量不明)
粘着銅テープ(パターン修正用で少々)
金属加工用工具(ドリル、ヤスリなど)
暇な時間(スイッチ外し1日、鉄板加工4日、組み立て調整3日)
★更新履歴★
2013/05/24 作成 ALPS緑軸移植、配列変更、IBMキートップ移植 2015/04/22 更新 キー隙間調整、記載内容修正、写真追加 |