PCB-GAME-ROOM(Keyboard Collection)

 

★キーボードカスタムについて★

自作キーボード #2 Advent Calendar 2018 6日目(12/6)担当の@ffilccooです。

FILCO製キーボードやKBC POKER Xなど市販されているキーボードをベースに色々と

カスタムしています。今回は自作より少しゆるいキーボードカスタム(物理的カスタム)と

今年カスタムした(してる)キーボードについて書きたいと思います。

 

はじめに

ここ最近自作キーボードが流行ってますね~。キーボード沼は他の沼に比べるとお財布

にやさしい沼だと思います。沼というより温泉なので初心者の方々でも安心です。買って

買ってカスタムして買ってカスタムして理想に近いキーボードを手に入れましょう~。


市販の60%キーボードを分解&カスタム

 

キーボードのカスタム(自作)は昔からあった

キーボードのカスタムは昔からあり、少数の人がPICで自作したり既存製品分解してパーツ

を利用して自作したりしていました。自作用プレートが販売されることもありました。当時を

知る人は懐かしい記事だと思います。

参考:アルミニウムHHKキーボードも自作?HHKやCherry向けステンレスカバー販売中

今はAliExpressなどでも色々買えるので簡単にカスタムできる良い時代になりました。

 

キーボードをカスタムしてENDGAMEを目指す

理想のキーボード(ENDGAMEキーボード)は人それぞれ異なります。市販のキーボード

そのままで満足する人や自作キーボードキットでも満足できない人もいると思います。

市販のキーボード(自作キーボードも含む)を物理的にカスタムして少しでも理想に近づ

ける為の方法を書きます。

 

キーキャップに合わせてキーボードをカスタムする

交換用キーキャップを使用してキーボードをカスタムする場合は配列によりキーキャップ

が合わない場合があります。解決策としては以下のような方法があります。

1.交換できる部分だけ変える(隙間が出るけどそのまま付ける)

2.同じ色・形状の丁度良いキーキャップを探して購入する。(購入できれば...)

3.軸の位置を移動してキーキャップを付けられる位置に変更する。

4.キーキャップに合わせた基板を設計して自作する。(ガチ勢向け)


交換できないキーキャップ

 

キー配列を少しだけ変更したい場合などは3番目の軸移動が便利です。基板の状況により

移動できない場合もありますが、製品によっては基板に最初から軸を移動できる穴がある

物があります。移動できるタイプの基板であればハンダを吸い取り軸を移動して再度ハン

ダ付けすればキーキャップを付けることができます。これはGH60系など自作キーボード用

PCBであれば比較的楽にできると思います。基板上に穴が無くプレートが無い場合や対応

していない場合は加工が必要になります

 

プレート・PCBを加工して軸とスタビライザー位置を変更する

キーキャップ取り付ける為に軸を一旦全部外してプレートを分離・加工して軸を移動させま

す。プレートが無い場合はプレートを購入・製作するか他のキーボードから切り出して利用

します。プレートを切断したり削る時は傷が付くので裏側から加工します。


プレートが無い場合は切り出し。


調整しながらプレートの軸穴を少しだけ削ります。(削り過ぎ注意)


基板穴開け加工でパターンが損傷した場合は銅テープで補修します。


スタビライザー種類と位置を変更します。


キーキャップに合わせてスタビライザーを手曲げで自作します。


プレート加工、軸・スタビライザー移動でキーキャプを付けられるようにします。


キーキャップに合わせてキー配列の変更が終了~。

 

Cherry軸用キーボードにALPS軸とキーキャップを付ける

ALPS軸については24日目にzeriyoshiさんが書くようですのであまり詳しく書きませんが

古いキーボードなどで使われていて現在では入手が難しいスイッチです。

最近の自作キーボードキットでもALPS軸に対応している物がありますが非対応の物もあり

ます。どうしてもALPS軸を使いたい場合はALPSプレートを準備して基板に穴を1つ開けて

銅テープで補修すればALPS軸を搭載できます。ALPS軸が入手できれば...


ALPS軸(SKCL,SKCMなど)


ALPS軸プレートを切り出します。


Cherry軸用の基板に1個穴を開ければALPS軸が使えます。


穴開けした部分を銅テープで補修


ALPS軸とALPSキーキャップを搭載

 

PCB加工・補修、軸移動・軸変更、プレート加工、スタビライザー加工、このあたりの技術

を応用してある程度ENDGAMEに近いキーボードを作れるのではないでしょうか?

 

ENDGAMEキーボードは時間と共に変化する!!

キーボードを購入→カスタムを繰り返していると使用しているキーボードに満足して購入

頻度・カスタム頻度が極端に落ちてくる時期があります。

キーボードを買わなくなったり新たなカスタムが無くなる時期がENDGAMEに近い状態だと

思います。自分の場合は以下のような感じで100%→80%→60%と各サイズでENDGAMEを

求めて3ループ目です。セパレートタイプや40%キーボードに手を出すと4ループ目に突入

しそうなのでまだ手を出していません。

 

理想のキーボードを求めて色々と購入。

購入したキーボードをカスタムする。※改造キーボード一覧を参照~。

満足して新たなキーボードの購入やカスタムが止まる。(ENDGAME)

※同じキーボードの予備を買う。(購入・カスタム頻度が落ちる)

不要なキーボードを処分・売却する。

他の配列・サイズに興味を持つ。

以下ループ(沼)

 

今年カスタムした(してる)キーボード

今年カスタムした(してる)になった理由はネタを書いていたらカスタムが予想より進まず

結局完成できない状態に...あと少しなんですが...

自分が求めるENDGAMEキーボードは以下のようなキーボードです。

※求めてる内容が他の人と若干違うかもしれません

1.ある程度軽くてキーボードの持ち運びが楽なこと。

2.テンキーレスや60%サイズが良い。(割れてなくても良い)

3.スイッチはできればALPS軸(正規軸)が良い。

4.キーキャップはできれば分厚い2色成形が良い。

5.できればUS配列が良い。(それほど拘らない)

6.見た目が美しいこと。(無駄に光らない)

7.PS/2やUSB接続ができること。(無線より有線が良い)

8.完全自作ではなく既製品をカスタムする。

 

 


KBC POKER X (Hirose Cherryクリアー軸・オレンジ軸,Dolchキーキャップ)

Dolchキーボード(G80-1813HFU)からキーキャップを

移植してカスタムしてみました。元はこんな感じでした。

軸はYAMAHAシーケンサーQX3から移植しています。

※現在ENDGAMEに一番近いキーボードです。

 

 


FILCO ZERO Tenkeyless (ALPS青軸,Apple拡張キーボードⅡキーキャップ)

Apple拡張キーボードⅡのキーキャップを移植する為、プレート

を削りキー配列を変更してみました。元はこんな感じでした。

ALPS軸はNEC PC-8801用キーボードから移植しています。

 

 


KBC POKER X(ALPS緑軸,電子タイプライターキーキャップ)

電子タイプライター、ワープロのALPSハイプロキーキャップ

とALPS緑軸(黒接点)を組み合わせた60%キーボードです。

ALPS緑軸はNTC製の古いワープロから移植しています。

※現在カスタム中(アドカレ用のネタ書いてたらカスタムが終わらなかった)

 

 

最後に

アドカレ用にゆるいキーボードカスタムネタを書いてみましたが、本当はタイプライター配列

の60%ALPSキーボードを作る為にワープロを10台以上購入した話(ワープロガチャ)とか

タイプライター用の焼けてるALPSキーキャップをレトロブライトしてカスタムするネタもあり

ました。この話は別の機会で書くかもしれません。これからキーボードをカスタムしてEND

GAMEを目指す人に少しでもプラスになる可能性があるネタが良いと思い書いてみました。

 

この文章はSiliconGraphicsキーボードで書きました。

 

★更新履歴★

2018/12/06 作成 キーボードカスタムについて

2019/03/23 更新 FC2移転に伴い一部修正

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